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気まぐれに書く詩と話。 コメント等はご自由にどうぞ。
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ここが己の居場所だと言い張る路地裏の猫
ここから見える空は俺のものだと
そんな猫の尻尾掴んで振り回し
ここが己の居場所と言い張るんだ

線を引いたアスファルト
ひとところで霞んでる白
ここが己の居場所だと言い張っているうち日が暮れる
猫が己の居場所を返せと啼く

お前には解らないさ
自由気儘な猫のお前なんかにこの苦しみ
せめて今だけこの時間だけ
安らぎ求めてるんだ 欲しいんだ

家に帰ったって良いことないさ
学校に行ったって良いことないさ
いっそ猫 猫になりたい
時間を止めて 時間を止めて

ここから見える空は俺のものだ
そのダンボールから身を引けよ
もう尻尾掴んで振り回す元気なんか無い
引っ掻いて現実に戻してくれるなよ
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湿った寒さを感じていて
ひやりとした刃物を持って
自分を傷つければ気が済むのか
他人を傷つければ気が済むのか
もはや解らなくて
自分を傷つければ楽になるのか
他人を傷つければ楽になるのか
もはや考えることすら億劫です

怠惰な嬢 華の様に蝶の様に
羽ばたいて散って散って
その後に何を傷つける?

自分を傷つければ息が出来るのか
他人を傷つければ息が出来るのか

痛みを知らない者の叫び
からみつく暑さ 振り払った
あの日 あなたの手を振り払ったみたいに

白い服に黒いハイヒール
河原のコンクリートを歩くには場違いで

吹いてくる風の匂いに 季節を感じる
ああ もう秋なのね

涼しい風 冷める気持ち
あの日の情熱は何処に...


からみつく周りの視線 不快になる
私を見ないで アウトオブ眼中でお願いします

走る団体 部活に燃える
邪魔だと言われれば河原へ転がる

手が届きそうもない空 広がる
ちっぽけなあたし

涼しい風 吸い込まれる気持ち
あの日の悦びは何処へ...
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