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気まぐれに書く詩と話。 コメント等はご自由にどうぞ。
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あの時目を細めたのは
君が眩しかったのか 陽が眩しかったのか
今となっては解らないけど
差し出した一輪の花
目が潰れたってあの色は鮮明に覚えてる

二人で並んで歩き
二人で共に笑った
陽が沈んでも ずっと

家はそこに有った
何もかもそこに有った
あのときの感情も
小高い丘の家に置いて来たまま
君の面影も
丘の上に置いて来たまま
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自分に嘘つくことしか出来ないよね
他に何が出来るかって考えたとき
思いつかないことが多々

自分に感じられるのは嫌疑と不安
安らぎ?癒し?
それは何処の異世界の言葉ですか?

自分にあるのは悪の塊だって
疑ってやまなかったよ
今もそうだけど

故郷の空は青い 都会の空も青い
何処の空も青いから
結局は何処に居たって一緒なんだ

映像を映し出す箱型機械も
折りたたみ出来る電話機器も
何だかな 何だかな

実際なんでもないようなものが
役に立ってたりする世の中
理不尽だ と憤慨

消えてしまいたいと願う日々
いっそ泡になれば良いのに
海の藻屑として漂い
かの人魚姫のように

このナイフで彼の胸切り裂けば
あなたは泡にならずに済むのよ
そんな誘い蹴って
だって消えてしまいたいのだもの

真っ暗闇の中歩く私
傘を振り回して歩く私に
一瞬の風が吹いてくる
暖かいと思ったのに
存外冷たくて

家路についたって家には帰りたくないの
帰ったって良いことないの
ずっとそこに居たくもないの
居たって良いことないの

月さえ出てない小雨の日
傘を差すほどでもなくて
振り回した鞄からの風
冷たくて泣いた

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