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気まぐれに書く詩と話。 コメント等はご自由にどうぞ。
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それは透き通った水で
私の容姿を過たず映してた

それは暗い朝で
私がもうすぐ旅立つ日

醜い姿 誰にも見られる前に
楽しいこと 全部したかったのに

飛び交う歓声 嬉々として
皆が私を祝福する
嬉しかった 楽しかった
豪華絢爛料理に すごく素敵な王子様
私は死んでもいいと思えるほど幸せで

寝ている間に何が起こったのかは判らない

起きたら私の周りが湖に変わってた


特に気にしなかった

王子様がいないことも 従者がいないことも

白骨があることも 私は痩せこけてボロボロなことも
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何でも好い
さっさと終わらせてくれれば
もう何も望まないから
だから速く終わらせて
今更 貴方は後悔なんてしないでさう

首ですか腕ですか 欲しい物は
どれでも差し出すと云ってるのに
貴方は滴る剣ぶら下げたまま
如何してずっと立って居るの

夢よ幻よと
云われ続けた日々
私は抗う事なんてしないのに
鎖で縛って 息も出来ぬ程

望みは一つ
速く逝かされたし
爽やかとは程遠い
強い日差しの海に来た
肌を突き刺す痛みは鋭くて
くらくらするような眩しい光

一緒に来る人はいない
別に気にしないけれど
帽子が風に飛ばされたら
拾ってくれる人が誰もいないわ

夏の暑い日
本当は避暑地にでも行きたいけれど
今はここで
夏の風に吹かれるのも良いわ
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