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気まぐれに書く詩と話。 コメント等はご自由にどうぞ。
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いつかそんな歌があってね
話し出した君
喫茶店のコーヒーはもう冷たくて
僕のカフェオレなんか当に無くなっているのに

恋人を失った男の人が
(…あ それは冬の日なんだけど)
女の人のお葬式にもお墓にも行かなくて
ただ一人で林の中に立ってたの


そんな話をしたのは今が冬で
それもその話に出てくる林の前だからだろうか
雪が積もっている外を眺めて
夕日に照らされた白を眇める

男の人は勿論悲しかったんだよ
愛してたのにいきなり死んじゃったから
でも 男の人は泣かなかったの
絶対に泣かなかった


君はそこまで話すと僕の手をとった
冷たさと暖かさが交じり合う
今度は一緒に居てくれるよね と
懇願するような眼差し

その話がね 歌になったの
恋人を失った悲恋の歌だって
私も聴いて 泣いちゃった
だから 何処にも行かないでね



ああ 君は忘れている
その話の二人は君と僕
君は僕を置いて旅立ってしまったのに
その事実だけを忘れている

僕も死んで冥界のここで会った
君は今まで会っていない日々がたったの一日だったように
僕に笑いかけて
一緒に何か飲みましょうと言った

泣かなかったんじゃない
泣けなかったんだ
君を失ったことを認めたくなくて
涙はあの日に封印したんだ


ねえ…私は覚えてるよ

あなたのことが大好きだったって

でも知ってるの

涙を売って私との記憶をなくしたこと
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賛歌の許での一期一会
気力さえ残っていない傷害事件
粒粒辛苦さ君に解る?
傲慢だといつまでも一人だよ

比翼の空 一進一退
速度は上がらぬ ならば追い越せ
もうすぐ終わる終わる終わる
伸ばした手は払いのけられる

月が浮かぶ夜走って抜ける
涙のような水滴のような
今度は短いさ待ち時間はそんなにない
短気でも大丈夫だろ?

あれが欲しいんだそうだ欲しい
欲する感情 「必要ハ発明ノ母」
歪んでるよね その愛情は
好い加減認めたらいいのに。

孤独の空 一長一短
速度は変わらぬ ならば駆け出し
もうすぐ消える変わる見える
通わす心は置いていかれる

月が浮かぶ夜走って揺れる
涙のような水滴のような
今度は大丈夫失せる心配はない
そんな君でも大丈夫だろ?
言葉の散らかり
冷える脳髄
自制の利かない?
そんな事はない

何をどうするとか
これがこうだとか
指図される意味
人はそんなに偉くない

不快とか嫌悪とか
感じてるのは事実だし
それをどうにか出来ないのも
事実だし

最後の最後は消えれば良いんだろ
早く言っちゃえよ
消えろとか破滅の言葉
言われたからってどうすることでもないけど
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