虚無に続く連帯感
距離が見える喪失感

解らない　解らない
君の感じた哀しみは

遠すぎて　遠すぎて
君と僕の感覚の差


海中の中の光
木漏れ日の山
どこでだって会ったね
君はいつも僕より先回り
溜息混じりに言うのさ

「また来たの？」


一人が嫌だったから逃げてるって
そんなの自分が一番　解ってるはずなのに

どいつもこいつも屑だらけ
足元の塵は風に飛ばされ


虚無に続く連帯感
距離が見える喪失感

解らない　解らない
いつも大事なことだけ

遠すぎて　遠すぎて
空に見えるあの碧は

ずっと　ずっと
消えない虹のようで

吉兆を占うのは
自分の明日　不安あるから
そしてまた出た不幸を
他人のせいにして嘲笑う

甘くとろける砂糖菓子
指にくっついて　取れないような
粘着質も何もかも
すぐにでも舐め取って

誰かに会いたいだとか
自分の悪い癖人のせいとか
廻りまわってまた此処に着くよ
後戻りしたって所詮早送り

気まぐれな熊のよう
うろうろ彷徨って倒れて冬になる
十分な蓄えもないまま
そう　あたしは此処で餓死するの


誰かに聞いて欲しいとか
自分の自慢話発散とか
廻りまわってまた地獄かな
後戻りしたってどうせ一時停止

気まぐれな雲のよう
掴み取れそうで手に入らない
君を最後に見たのはいつだったか
記憶すら遠い空の彼方

千里の先でも風が吹く
万里の果てでも人は死ぬ
涅槃する時止められない
だから人は生きている

木霊する声を頼りに歩く
君の涙を見た後だから

もう一度　もう一度
あの笑顔を僕だけに

哀切な声を心に留める
君の衝撃を見た後だから

もう一度　もう一度
生きて僕の目の前に

綺麗だった？
素敵だった？
いつも過去の疑問文

綺麗だったよ
素敵だったよ
答えも過去の疑問文

憂鬱だと言えばずっと傍にいてくれ
楽しいといえばもっと楽しませ
君に舞い降りた粉雪
まるで天使？
そのまま君を僕から奪ってしまった

綺麗だった？
　綺麗だったよ。
素敵だった？
　素敵だったよ。

今も　昔も