ゆるしてほんとうはわたしね
すごくすごくいやでしょうがなかったの
どうしようもできないくらい
なにがこわかったのかはわからないけど
どうしてもうごくきがしなかった

君と出会って早一ヶ月
まだ何処にも出かけていない
それはさすがにヤバいだろうか？
僕はすぐに地図を広げる

ドアをノックする音が聞こえ
そして恐る恐るドアを開く音
約束の時間より少し早い
君は笑ってドアを閉めた

地図を眺めたままの僕に
そんな僕をニコニコしながら見ている君
気付くと夜になっていた
僕は君を家まで送っていく

電柱についてる電灯が照らす道
僕と君の息は白くて
君は僕の手をとった
何処かに出かけるのはいつでも良い
でも今は今だけ
僕と君はまだ　歩き出しただけなんだ
ゆっくり　ゆっくり進んでいけば良い

いや気付いてた　知ってたよ？
でもこんなになるなんて思わなかったからさ
いつからだっけね？　自分じゃないみたい
見てるだけで十分だった？　それも違うような
話せた日にはラッキーって？　うーん
何なんだろうね？　これは俗に言う「恋」ですか？
だとしたら私も人間的に飛躍的進歩を遂げたんですね

ずっと一緒にいたくて絶対離れたくないのは何故だろう？
クラス替えがすごく怖いのは何故だろう？
それはまだ私が弱いから？？