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気まぐれに書く詩と話。 コメント等はご自由にどうぞ。
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明るいよ月の下
誰もが眠る時間

僕は一人で
檻を抜け出す

退屈な心とは裏腹に
足はどんどん禁忌へ近づいていく
止めよう と思えない
好奇心に歯止めが利かない

奥の奥の禁忌で見つけた黄金は
僕を捕らえて動けなくした
やがて月が沈み陽が出ても
僕はずっとそのままで

陽に照らされた禁忌の地
さあ今 僕の傍ら飛び立ったのは
囀る黄金の鳥一羽
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色なんて到底特定できない
そんな毎日嫌気さす

君と僕との距離は遠く
埋めようともしない隙間がある

窓から眺めた工業地帯
そこに一羽の蝶が飛んでいたんだヒラリヒラリと

色なんて到底特定できない
近くたって遠くたってそれは一緒さ

蝶と君との心は遠く
追いつけもしない隙間がある
金色に光る花畑
貴方と僕の語らいは
永遠に続く幸福のようで

貴方の笑顔に惹かれて僕はここへ来た
僕の差し出す花束
ここにはたくさん有るからと
その花束を崖下へ放る

太陽と月が照らした
その中に立つ貴方は神々しくて
女神のような錯覚を…

月日は流れて 貴方が衰えゆく
僕の愛しい人は旅立った
あの日の花束を枕元に
貴方は無慈悲な女神だ
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