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気まぐれに書く詩と話。 コメント等はご自由にどうぞ。
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「あはは」

屈託無く笑う、声。
俺はその主を知っている。
否、知りすぎている。

「じゃ、あたし用あるから。じゃーねー!」

だからだろうか。
俺はソイツが好きじゃない。

「あ、キミか」

俺の前に現れたソイツは、俺を見るなりそう言った。

「あたしに何の用?」

腕を組んだ。
眼差しはキリリと鋭い。

俺は何だか、ソイツが可哀想になった。

「…そんなに嘘ばっかついて、どうすんだよ」
「は?」

俺は知っている。
何でも知っている。

「それが……キミに何の関係があるわけ?」

やっぱりそう返すか…。

「俺は、お前自身だから」


だからこそ、そんな嘘つきのお前が
君が誰より大嫌いなんだ。
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